キッチン家電の中でも使用頻度が高い電子レンジ。気をつけていても扉があって奥行きもあるのでなかなか掃除が捗らない家電でもあります。しかし、電子レンジは食品を扱うので適度に掃除をしないとすぐにニオイが定着してしまいます。定着しないまでも、たとえば魚を加熱した場合はかなりの時間電子レンジ内部に魚のニオイが残ってしまって次の食品にもにおいが移ってしまうのでは?なんて心配になることも。この記事では電子レンジににおいが定着してしまう原因と対処法について紹介しています。家にあるものだけでできる掃除方法も紹介しているので参考にしてください。
電子レンジのニオイが定着する理由とその対処法
電子レンジにニオイが定着するのは、食品の加熱中に発生する蒸気や湿気が、電子レンジ内の壁や天井などに付着して、そこで蒸発したり凝縮したりするためです。この過程で、食品に含まれる脂質やタンパク質の分子が壁面に付着し、熱によって化学反応が進んで、ニオイ成分が生成されることもあります。また、食品以外にも、電子レンジで調理した時に容器内に付着した食品汁や油脂が、再度加熱されて蒸発・凝縮を繰り返すことで、ニオイが定着することがあります。さらに、電子レンジ内の清潔さも重要です。汚れた電子レンジ内部に汚れが蓄積されると、電子レンジ内で発生する熱がそれらによって吸収され、ニオイの原因となります。
したがって、電子レンジの定期的な掃除や、食品の加熱に適した器具を使用することが、ニオイ対策に役立つでしょう。また、電子レンジ専用の消臭剤を使用することも有効な方法です。
電子レンジ内部についてしまったにおいを家にあるもので取る4つの方法
先程も書いた通り、調理中の食材のにおいや、加熱中に飛び散った油が電子レンジ内部に付着し、そこで固まってしまうことがニオイの原因となります。そこで、家にあるもので手軽に消臭する方法があります。
1つ目はレモンを使った消臭法です。レモンを半分に切り、皮ごと電子レンジの中で加熱し、その後しばらく放置します。レモンの香りでニオイを消すことができます。
2つ目は重曹を使った消臭法です。重曹と水を小皿に入れ、電子レンジ内で加熱することで、電子レンジ内部のニオイを吸着し、消臭効果があります。
3つ目はコーヒー豆を使った消臭法です。コーヒー豆を電子レンジ内に入れ、加熱することで、コーヒーの香りでニオイを消すことができます。コーヒー豆は電子レンジでも焙煎できますのでカフェで感じることが出来るにおいを自宅にいながら嗅げるのでリラックス効果もあるかもしれませんね。
最後に、紅茶のティーパックを電子レンジ内部に置いた状態で扉を締めて30分以上放置するとにおいがとれることもありますので上3つのものはないけど紅茶ならある、という方は試してみて下さい。
これらの消臭方法を試して、すでに充満してしまった電子レンジ内のニオイを除去しましょう。
手軽にキレイ!重曹やレモンで電子レンジの汚れを落とす方法
キッチンで使用する電子レンジは使用頻度も高いため汚れが付着することも多いですよね。それが原因で電子レンジ内部ににおいが充満してしまいます。わかっていても電子レンジの掃除は面倒ですよね。特に油汚れは落としにくく、汚れがひどくなると掃除がますます大変になってしまいます。そこで、手軽にできる油汚れの落とし方を紹介します。まず、キッチンペーパーで油分を取り除きます。次に、水を含ませたスポンジに重曹をつけて内側を拭きます。重曹はアルカリ性のため、油汚れを落とすのに効果的です。また、レモンを使っても落とすことができます。レモンをカットして、内側に置き、チンして蒸気で油汚れを緩めます。最後に水で拭き取り、完了です。この方法は簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
今回紹介した方法でも登場した重曹は万能
この記事で登場した電子レンジの掃除やにおいを除去するアイテムは家にあるものばかりですが、万が一持っていない場合はニオイが発生する前に手に入れておくといざ汚れに直面した時に便利です。
中でも重曹は電子レンジの掃除や臭い取り以外にも、換気扇掃除や床についてしまったシミなどの掃除をするときにも役立つ万能な存在です。常備しておくことをお勧めます。